移動する植物単身赴任の身で植物を育てるのはとても大変だ。 大変なのはわかっているのだから手を出さなければいいのだけれど、 それでもやるのが「趣味」というやつで。 非合理的だろうがなんだろうが関係なく、 逆に非合理的なことだから熱中する。 私の植物の趣味は定番のホームセンターで購入の観葉植物を育てることから始まり、 今は管理放置された森に入り、 わずかな光を求めて美しく伸びるで植物をみつけて採取し育てる、 というキャンプや森散策を兼ねたものに進化?した。 もちろん、管理放置の人工林とは言え人の山、 許可が必要なのは当然。 何年も通い続けると逆にとても親切にしていただくし、 いろんな情報も入って地域のこともわかるようになり、 植物が様々なことの関係を繋いでもくれる。 登山スタイルの完全防備、スコップ、折り畳み式ノコギリ、剪定バサミ、根を包む麻布など 必須グッズを背負い森の藪に入り込む。 ワクワクの瞬間だ。 スマホには植物アプリを入れてあり、 身知らぬ植物の名前を照らし合わせていくのも楽しい。 地べたを這いつくばるような探検気分と 現代的な機器を活用したコラボが2倍の広がりとなって 楽しさもさらに膨らんでいく。 本来なら刈り取られてしまう植物や若木。 私はいわばそんな植物のレスキュー隊のようなものかもししれない。 注意深く根を掘り起こし、 それなりに大きいものは根回しに1年かけて じっくり移動の準備期間を設ける。 命をあづかっていることを実感しながら、 私の野生の仲間が子供のように増えていく。 |